ただのコーヒーショップじゃない!BTSの事務所HYBE内にも店舗を構えるコーヒーショップ「プリッツ」のこだわり
ソウルには数えきれないほどのカフェがあるといわれているけれど、そのなかで今「一番美味しい」とも言われ、本格派コーヒーショップとして名高いのがFRITZプリッツ。
現在ソウルに3店舗を構えるプリッツは、韓国で有名なバリスタチャンピオン、コーヒー豆の専門バイヤー、ベーカリー職人が集まった“最強”のカフェ。ソウルに3店舗という小規模であるにもかかわらず、どこが「最強」なのか?
実力派喫茶店としての名を馳せるコーヒーショップの裏側やブランドストーリーを見ていきましょう。
目指したのは「コリアンヴィンテージ」
まずプリッツといえば、目を引くのはブランドのロゴ。なんだか一昔前のレトロ感を感じさせます。
赤と青を貴重としたデザインと昔の食器に使われるような柄。それでもこのロゴが可愛く見えるのは、ブランドのオリジナルキャラクターであるオットセイのシールのおかげかもしれません。
こちらをじっと見つめるシールは、店内のマグカップやポスターなどに使われていて、季節やイベントごとによっていろいろなコーディネートで登場します。
クリスマスにはクリスマスツリーのコスチュームで登場! 秋夕バージョンのシールもいます。
昔の韓国と東西洋感が共存する韓国的なビンテージを表現したかったプリッツの創業者は、ロゴには必ずハングルを入れると決めていたそう。
ブランド名のプリッツという名前は思いつき。代表が店名を考えていたときにふわっと浮かび、これまでどこにも存在しないことから「固有名詞」っぽいとあえて決定しました。
ただのコーヒーショップじゃない、「スペシャリストの集団」が集うブランドとしての徹底的なこだわり
コーヒーショップとして人気を集めるプリッツですが、ただのカフェとはわけが違います。バリスタ、コーヒーのバイヤー、そしてベーカリー職人のナンバーワンが集まって創業したのが始まり。
まず、バリスタはこれまでさまざまな大会で優勝してきたプロフェッショナル。店舗には、バリスタチャンピオンのトロフィーなどが並びます。
コーヒーを仕入れるのは、韓国の著名なコーヒー豆バイヤー兼焙煎家。直接取引農場を年に一度訪問し、生豆の価格を正当に決め、生産者と友情を育みます。ただ美味しいコーヒーを販売するのではなく、倫理的に提供することに重きを置いています。
さらに、プリッツはコーヒーショップではありますが、パンが美味しい「グルメ店」としても有名。実際にInstagramでプリッツのタグを見てみると、コーヒーに加えてパン好きな人の聖地として紹介されているほど。
パンが美味しいのは、創業者のなかにベーキング業界で天才といわれるシェフがいるから。
良いコーヒー豆を輸入できるバイヤーがいて、焙煎の専門家がいて、さらにそのコーヒー豆で美味しいコーヒーを提供するバリスタ、コーヒーと一緒に食べるとおいしいパンを提供するシェフがいるーーこだわりと味に対する誠実さ、そして彼らのチームワークこそが、プリッツの人気の秘密ともいえるでしょう。
トレンド感溢れるコラボグッズが続々と!
韓国らしさを大切にしているプリッツコーヒーだからこそ、これまで色々な国内のヒップなブランドとコラボをおこなってきました。
●HERA
人気コスメブランドHERAとコラボした際には、オットセイシールのパッケージで、口紅を発表。パッケージの箱だけでなく、リップスティック本体の細部にまで、プリッツのビンテージさのこだわりが。蓋にハングルで書かれた、HERAの文字がおしゃれ。
●Abib
韓国のスキンケアブランドAbibとコラボして、ハンドクリームを発表したことも。もともとすっきりとしたパッケージでアイテムを販売しているAbibらしさに、プリッツの温かみあるレトロ感が加わりました。
パッケージに写るシールは、ここではハンドクリームを手にしていますね。
●カカオフレンズ
さらに、あのカカオフレンズともコラボ!人気キャラクターライアンと一緒に、シールがコーヒータイムを楽しむ様子がデザイン。プリッツらしいレトロさとともに、エコバッグやコーヒータイムに活躍するミニナイフとスプーンを販売しました。
ビンテージ感溢れるプリッツの人気アイテムは?
そのビンテージ感溢れるインテリアでも人気を集めるプリッツですが、マーチャンダイズも充実しています。カフェやオンラインストアで販売されている商品のなかから、人気アイテムをご紹介します。
レトロなマグカップはコーヒータイムを楽しく
コーヒータイムに欠かせないものといえば、もちろんマグカップ。オットセイがプリントされたマグカップは、厚みがあるガラスで、レトロさとちょっぴり重厚感も味わえます。コーヒーがさらに美味しくなりそうなアイテムです。
自宅で味わえる本格派コーヒー
もちろん、プリッツは自宅で楽しめるコーヒーも販売。ドリップバッグは、お湯を注ぐだけで手軽に本格コーヒーを楽しむことができます。
さらにこちらは、珍しいティーバッグ形のコーヒー。プリッツのコーヒーは、綺麗なパッケージも魅力。淡いグリーンのボックスに、コーヒー豆がプリントされた個装になっていて、開けるたびにハッピーな気持ちにさせてくれそうです。
ティーバッグの持ち手の部分にもオットセイがちらり。
ティーバッグ形のコーヒーでは、強すぎることのないほのかな風味を簡単に楽しめます。
コーヒーが一緒になったギフトセットも人気。コーヒー好きにはたまらないアイテムです!
日常にそっと取り入れたい文具
プリッツには、エコバッグや巾着などの日用品も揃います。コーヒーやパンを片手にこちらを真っ直ぐ見つめるシールがキュート。知る人ぞ知るコーヒーショップのアイテムを持てば、あなたもカフェ通をアピールできちゃいます。
現在ソウルに3店舗を構えるプリッツですが、そのそれぞれの場所も韓国的な意味があることを軸に選んでいるそう。たとえば鍾路(チョンノ)エリアにある2号店は現代アートの美術館の館内施設としてオープン。プリッツと同じく、韓国的ニューモダンが表現された場所です。
さらにさらに、プリッツは、BTSやTOMORROW X TOGETHERが所属する事務所HYBE新社屋内にも出店。社員がほっと息をつけるよう、美味しいコーヒーを提供します。
味はもちろん、コーヒーの取引から空間までこだわりを貫くプリッツコーヒー。ソウルを訪れたら、ぜひ足を運びたい場所です。